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【経済】

保険 不利な乗り換え販売 かんぽ生命、件数稼ぎか

 かんぽ生命保険が、顧客の不利益となるような保険の乗り換え契約を複数確認したことが二十四日、分かった。昨年十一月分の乗り換え契約約二万一千件を自社調査したところ、同じ種類の保険への乗り換え契約は約五千八百件に上り、その中には経済合理性が乏しい契約があった。販売員は契約数などに応じて手数料を得られるため、件数稼ぎが背景にあるとみられる。

 同種類の保険を一度解約して再契約する乗り換え契約は、再契約時に保険料が上昇するケースが多く、顧客にとって不利益となる可能性がある。二〇一七年ごろから乗り換え契約が多くなっていたことから自社調査を実施。不適切販売の疑いもあることから約五千八百件のうち約三百件を抽出して顧客から販売経緯を直接確認した。

 その結果、一時的に解約返戻金を求めて解約したが再び保険が必要だとして契約し直すなどの事例があった。顧客が納得していることを確認できたため「不適切な点はなかった」と結論付けた。

 ただ解約しないまま貸し付けなどの違う方法で現金を調達することも可能で、販売員が十分な説明を怠っていた可能性もある。

 

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