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【経済】

リクシル前CEO復帰 株主総会 経営権争い収束か

会見するリクシルグループの瀬戸欣哉氏=25日、東京都中央区で

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 住宅設備大手LIXIL(リクシル)グループは二十五日、前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉氏が経営トップに復帰したと発表した。二十五日の定時株主総会で瀬戸氏を支持する取締役候補者の選任議案が可決され、取締役の過半数を確保した。総会は会社側提案の人事案の一部が退けられる異例の展開となり、創業家出身の潮田洋一郎氏は会長兼CEOを退任した。創業家の影響排除を目指した瀬戸氏と、潮田氏の対立で泥沼化した主導権争いは収束する方向だ。

 会社側は瀬戸氏が退任する際の手続きは適正だったとの説明に終始。具体的な経営ビジョンを示せず、株主の支持を得られなかったとみられる。

 瀬戸氏は二十五日の記者会見で「戻ってこられたのは素直にうれしい。必ず勝てる会社にしたい。一番重要な言葉はノーサイド。一つのチームとして頑張る」と抱負を述べ、融和姿勢を示した。取締役会議長には、会社側の候補者だったコニカミノルタ取締役の松崎正年氏が就いた。

 瀬戸氏側の取締役候補者は自身を含む株主提案の六人と、両陣営で提案が重なる二人で、いずれも選任された。会社側の候補者の選任は六人にとどまり、二人が選ばれなかった。選任は計十四人となり、瀬戸氏側が過半数の八人を占めた。

<瀬戸 欣哉氏(せと・きんや)> 東大卒。83年住友商事。16年6月リクシルグループ取締役、社長兼最高経営責任者。18年10月にCEOを、19年3月に社長を外れる。6月25日付で再び社長59歳。東京都出身。

 

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