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【経済】

木製ストロー好評 間伐材活用「口当たり優しい」

竹田有里さん(左)が発案し、アキュラホームなどが開発した木製のストロー=東京都内で

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 海洋プラスチックごみ問題への対策が急がれる中、プラスチック製ストローを店で提供するのをやめたり、代替素材に切り替えたりする動きが出ている。木製のストローにも注目が集まり、G20の閣僚級会合でも使用。既に導入しているレストランでは、利用者から評価する声が上がっている。

 環境ジャーナリストの竹田有里さん(31)が間伐材を有効活用しようと、木材のストローを発案。木造住宅を手掛けるアキュラホーム、ザ・キャピトルホテル東急と開発し、厚さ〇・一五ミリに削ったスギを巻いた口径約五ミリ、長さ約二十センチのストローを作った。

 同ホテルでは、今年一月からラウンジで試験的に使い始めた。広報担当者は「木目は高級感があり、ほのかにする木の香りも飲み物の味を変えるものではない」と説明。利用客からは「口当たりが優しい」「温かみがある」といった意見が聞かれ、他のレストランにも拡大した。

 竹田さんによると、現在は手作業で作っており、一本当たりの価格は数十円で、プラスチック製に比べるとコストがかかる。それでも木製に賛同し、導入したいという要望が相次いでいる。

 五月から始まったG20の農相会合やエネルギー・環境相会合などの会場では、参加者が使用したり、展示されたりした。自治体からも、間伐材の地産地消のため作りたいとの声が寄せられているという。

 「値段が高いので普及しないのではと心配していたが、導入が広がっているのはうれしい」と竹田さん。「ストローによって問題が解決するわけではないが、考えるきっかけになればいい」と話した。

 

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