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【経済】

米FRB議長「日本から教訓」 NY株最高値 金融緩和に意欲

 【ワシントン=白石亘】十一日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均は続伸し、前日比二二七・八八ドル高の二万七〇八八・〇八ドルで取引を終えた。ダウは終値で初めて二万七〇〇〇ドル台に乗せ、最高値を更新した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が十一日の議会証言で、あらためて早期の利下げを示唆。FRBが今月末の会合でおよそ十年ぶりとなる利下げに踏み切るとの期待が膨らみ、相場を押し上げた。

 パウエル氏は証言で「日本の教訓から得られたのは、後手に回らず、物価上昇率が目標の2%を下回らないようにすること」と金融緩和に意欲を見せた。

 またトランプ政権が、製薬会社から保険会社に支払われるリベートの規制案を断念するとの報道を受け、医療保険のユナイテッドヘルス・グループが大きく上昇、相場をけん引した。

 ダウは昨年一月に二万六〇〇〇ドル台に乗せてから、一年半かけて二万七〇〇〇ドルに到達した。米中貿易摩擦が一時休戦となったのも市場心理にプラスだが、双方の溝は深く、合意は見通せない。貿易の停滞から、世界経済は減速感が強まる恐れもあり、利下げ期待に支えられた株高は危うさがつきまとう。

 

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