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【経済】

FBリブラに「深刻懸念」 米財務長官 当局承認まで発行せず

 【ワシントン=白石亘】ムニューシン米財務長官は十五日、米交流サイト、フェイスブック(FB)が来年前半の発行を目指す暗号資産(仮想通貨)「リブラ」が悪用される恐れがあるとして「深刻な懸念」を表明した。これに対し、FBも当局の承認が得られるまでリブラを発行しない意向を示した。

 リブラは、スマートフォンを使って決済や送金が低コストで手軽にできるデジタル通貨とされ、FBは世界で二十億人を超えるユーザーに普及させたい考え。

 ホワイトハウスで記者会見したムニューシン氏は「資金洗浄やテロリストに使われる恐れがある。安全保障上の問題だ」と指摘。銀行などと同じく、財務省の規制対象になるとの認識を示し、実用化の道のりは「かなり遠い」と語った。

 一方、FBは十六日に開かれる米議会での証言に先立ち、冒頭発言を書面で公表し「規制上の懸念に対処し、適切な承認が得られるまでリブラを提供しない」と表明した。ただ「米国がデジタル通貨で技術革新を主導しなければ、他国がやるだろう」として理解を求めた。

 リブラに対しては、トランプ米大統領が十一日「信頼性が乏しい。FBが銀行になりたいなら免許を取得し、規制の対象にならなければならない」とツイート。また米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も十日の議会証言で懸念を表明するなど、逆風が強まっている。

 

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