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【経済】

アサヒ、豪ビール買収へ 1.2兆円海外展開を加速

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 アサヒグループホールディングス(HD)は十九日、オーストラリアのビール最大手「カールトン&ユナイテッドブリュワリーズ(CUB)」を買収すると発表した。買収額は約一兆二千億円で、アサヒグループHDの企業買収としては過去最大。国内はビール市場が伸び悩んでおり、海外展開を加速する。日本と欧州、オーストラリアの三極を軸に販売を増やす。

 国内酒造大手の酒類事業買収としては、二〇一四年のサントリーホールディングスによる、米酒造大手ビームの買収(約一兆六千億円)に次ぐ規模となる。

 買収の手続きは二〇年三月までに完了する予定。約一兆二千億円の買収資金のうち約三千億円を新株と債券の発行で賄う。残りは手持ち資金と銀行からの借り入れなどで用意するという。

 CUBは、ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)の傘下企業。オーストラリアでビールのシェアは最大で、「カールトン」「ビクトリアビター」などのブランドを展開している。アサヒHDは高級ビールを軸とした海外展開を進めており、オーストラリアではスーパードライを生産している。現地で高い人気を誇るCUBを買収し、オーストラリア事業を強化する。

 アサヒHDは、インベブから一七年にチェコの「ピルスナーウルケル」など東欧五カ国のビール事業を約八千七百億円で買収。一六年にもイタリアの「ペローニ」など西欧ビール事業を約三千億円で買収していた。

 原料メーカーの一七年時点の推計によると、世界のビール市場は首位のインベブが約三割を占める巨人で、二位のハイネケンが約一割で続く。アサヒHDは七位で3%とされている。CUBはビール以外の事業も展開しており、今回の買収でアサヒHDの順位が上がるかどうかは分からない。

 

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