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【経済】

IAEA 天野事務局長死去 72歳、日本人初のトップ

 【ベルリン=近藤晶】国際原子力機関(IAEA)は二十二日、天野之弥(ゆきや)事務局長が死去したと発表した。七十二歳だった。死因は公表されていない。天野氏の任期は二〇二一年十一月末までだったが、先週、健康上の理由から任期途中での辞任を検討していると伝えられていた。国連関係機関のトップを務める唯一の日本人だった。

 天野氏は一九七二年に外務省に入省し、ウィーン国際機関日本政府代表部大使などを経て、二〇〇九年に日本人として初めてIAEAトップの事務局長に就任。

 北朝鮮やイランの核問題に取り組み、東京電力福島第一原発事故に関する報告書をまとめるなど、「核の番人」と言われるIAEAを率いた。

 現在三期目だったが、昨年から体調を崩し、療養のため同年九月の定例理事会と年次総会を欠席。イランが核合意の一部を履行停止したことを受け、ウィーンの本部で今月十日に開かれた特別理事会にも姿を見せなかった。

 IAEAによると、天野氏は理事国宛ての書簡に「IAEAは過去十年間、平和と開発のための原子力という目標を達成するため具体的な成果を出してきた。その功績を誇りに思い、加盟国と職員に感謝する」と辞意を盛り込む意向だったという。

 

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