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【経済】

設備投資2年ぶり減 製造業4〜6月期 米中摩擦影響

 財務省が二日発表した二〇一九年四〜六月期の法人企業統計は、製造業の設備投資が前年同期比6・9%減の三兆六千百五十六億円で、一七年四〜六月期以来二年ぶりの減少となった。米中貿易摩擦の影響でスマートフォン向け部品などの需要が減少し、企業が生産能力増強に向けた投資を手控えた。経常利益も非製造業を含む全産業(金融・保険業を除く)で12・0%減と大幅に落ち込んだ。

 同時に発表した一八年度の統計は、全産業で経常利益、設備投資、企業が蓄えた内部留保に当たる利益剰余金が、いずれも過去最高を更新した。世界経済の拡大で好調な企業業績が続いてきたが、米中の対立が長期化すれば、業績の変調が強まる可能性がある。

 四〜六月期の設備投資は、全産業では1・9%増の十兆八千六百八十七億円だった。不動産業やリース業の好調に支えられて非製造業が7・0%増と堅調で、製造業の落ち込みを補った。

 経常利益は前年同期よりは減少したものの、金額は二十三兆二千三百二十五億円と四半期ベースで過去二番目の高水準だった。売上高は0・4%増の三百四十五兆九千百十九億円だった。今回の結果は内閣府が九日に公表する四〜六月期の国内総生産(GDP)改定値に反映される。

 一八年度の利益剰余金は前年度比3・7%増の四百六十三兆一千三百八億円で、七年連続で過去最高を更新した。

 経常利益は0・4%増の八十三兆九千百七十七億円、設備投資は8・1%増の四十九兆一千二百七十七億円だった。

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