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【経済】

<消費税8%から10%>「ポイント還元お得なら」 スマホ教室、シニアで盛況

スマートフォンを使ったキャッシュレス決済について講師から話を聞く生徒ら=東京都豊島区巣鴨で

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 シニア向けスマートフォン教室が活況だ。十月の消費税増税に伴って始まるキャッシュレス決済の際のポイント還元の恩恵を受けようと、「ガラケー派」や「現金派」からスマホ利用に移行した人もおり、スマホに慣れようと真剣な表情だ。

 「小銭を探さずにお会計でき、使ったお金の履歴も確認しやすいです」

 シニアの原宿と呼ばれる東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街にある「スマホのコンシェルジュ」巣鴨店。七十代を中心とした生徒三人を前に講師の佐藤俊彰さん(33)が語りかけていた。

 運営するコアコンシェル(東京都品川区)は、昨年十月からこうした教室を開き、都内三店と出張講座でこれまで約七百人が受講した。

 基本的な操作からSNSまで幅広く教えるが、最近人気なのはスマホ決済のやり方。個人情報を入力するリスクも伝え、実際に商店街に出て現金自動預払機(ATM)で入金もしてみる。

 豊島区の伊藤勝二さん(76)は受講後、スマホ決済で食器棚を買ったといい「還元キャンペーンで三万円近く戻ってきた。お得になるならどんどん使いたい」と意欲的。消費税が上がる十月から九カ月間限定で中小店舗で最大5%が還元されるが、現金決済やガラケーでは利用できない。年金が細る問題も影響し、負担を軽くできる情報にはシニア層は敏感だ。

 調査会社のMMD研究所によると、六十歳以上のスマホ普及率は約六割と他の世代に比べ低い。格安スマホのイオンモバイルは六日からスマホ初心者向け「やさしいスマホサービス」を開始。ほかの通信大手もシニア向け割引プランを導入するなど、消費税増税を機にシニア取り込みを狙っている。 (嶋村光希子)

 

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