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【経済】

マグロ枠、台湾から移譲 日本に300トン 漁獲枠拡大は見送り

 【米西部ポートランド=共同】太平洋クロマグロの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の北小委員会は六日(日本時間七日)、二〇二〇年の大型魚(三〇キロ以上)の漁獲枠について台湾から三百トンを日本に移譲することなどで合意して閉幕した。日本が再提案していた漁獲枠の拡大は米国が「時期尚早」と反対したため見送られた。

 日本の大型魚の漁獲枠は現行の四千八百八十二トンから実質的に約6%の増加となる。当面は二〇年だけの措置とし、二一年以降については改めて検討する。小型魚(三〇キロ未満)の枠は四千七トンのままで変わらない。

 また会合では、漁獲実績がその国の漁獲枠に達しなかった場合に一定程度を翌年に繰り越せる制度について、運用をより柔軟にすることでも合意した。これまで一九年の未利用分について、漁獲枠の5%を上限として二〇年の枠に繰り越せると決めていたが、17%分まで上乗せできるようにする。

 日本が求めた漁獲枠の拡大が実現しなかったことについて、閉幕後に記者会見した水産庁の太田慎吾資源管理部審議官は「漁業者の期待も大きかった分、残念だ」と強調。来年の会合で改めて提案する考えを示した。

 北小委員会は日本や米国、韓国、台湾など十カ国・地域で構成。会合は米西部オレゴン州ポートランドで三日に開幕し、協議を続けてきた。

 

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