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【経済】

GDP下方修正 年1.3%増 設備投資伸び鈍化 4〜6月期

 内閣府が九日発表した二〇一九年四〜六月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0・3%増、このペースが一年続くと仮定した年率換算は1・3%増となり、速報値の年率1・8%増から下方修正された。設備投資が減少したことが響いた。プラス成長は三・四半期連続となった。

 改定値は、最新の法人企業統計などを反映して八月に公表した速報値を見直した。設備投資は前期比0・2%増と、速報段階の1・5%増から大幅に下方修正した。米中貿易摩擦による景気減速の懸念から、製造業を中心に設備投資を控える動きが広がっている影響が出た。

 個人消費は速報値と同じ0・6%増だった。改元や大型連休の効果で一時的に消費を押し上げた。公共投資は一八年度の補正予算の事業が進み、1・0%増から1・8%増に上方修正された。

 輸出は速報値の0・1%減から0・0%減(小数点以下第二位まで見ると0・03%減)、輸入は1・6%増から1・7%増と、それぞれ小幅に修正された。

 前期比0・3%増だった実質GDP全体のうち、内需が0・6ポイントのプラスに寄与。輸出から輸入を差し引いた外需は0・3ポイント押し下げる方向に働いた。

 景気実感に近いとされる名目GDPは前期比0・3%増、年率換算で1・1%増だった。速報値の年率1・7%増から下方修正した。

<GDP改定値> 国内総生産(GDP)は、一定期間に国内でつくり出されたモノやサービスの付加価値の合計額。改定値は、速報値の発表から約1カ月後に最新の法人企業統計の結果などを反映させて計算し直したもの。企業の設備投資を中心に見直される。実質GDPの前期比増減率は経済成長率と呼ばれ、変化が最も注目される。成長率が速報値よりも改善すれば上方修正、悪化すれば下方修正となる。

 

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