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【経済】

日産・西川社長、辞意 不当報酬問題で引責か

東京都内の自宅前で取材に応じる日産自動車の西川広人社長=9日午前

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 日産自動車の西川広人(さいかわひろと)社長が辞任の意向を周辺に伝えたことが八日、分かった。関係者は統治問題などによる社内混乱の早期収束を理由に挙げているが、株価連動報酬を不当に上乗せして受け取っていた問題の責任を取る側面もある。辞任時期や後任は未定。

 西川氏は九日朝、東京都内で記者団に、早期の辞任は否定した上で「やるべきことをやり、できるだけ早くバトンタッチする」と話した。これに対し、退任を引き留める動きもあり、事態はなお流動的だ。

 九日に予定されている取締役会で、一連の問題に関する社内調査結果が報告される見通し。西川氏らを処分するか議論される見通しだが、求心力低下は不可避だ。ただ新たな取締役の選任には株主総会での承認が必要なため、当面は社長を務める公算が大きい。

 問題となったのは「ストック・アプリシエーション権(SAR)」と呼ばれる制度。株価が事前に決められた水準を超えると、保有する株式数と株価に応じて差額を受け取れる。二〇一三年五月に権利の行使日をずらし、西川氏はその間の株価上昇により数千万円多く受け取っていた疑いが社内調査で判明した。

 

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