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【経済】

ネット通販 3強競争激化 てこ入れ

 ヤフーが、ゾゾを買収するのは、競争が激しいネット通販市場で巻き返しを図るためだ。国内では、米アマゾン・コムと楽天の「三強」に集約されるが、フリーマーケットアプリを手掛けるメルカリなどの追い上げも激しい。新興企業を交えた勢力争いがさらに強まりそうだ。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)の二〇一七年の調査によると、国内のネット通販など、電子商取引(EC)サイトの市場占有率(シェア)はアマゾンが20・2%と首位で、楽天が20・1%と拮抗(きっこう)。三位のヤフーショッピングは8・9%と引き離されており、てこ入れが急務となっていた。

 ヤフーの一九年三月期のネット通販の取扱高は二兆三千四百四十二億円。アマゾンの国内取扱高は非公表だが、楽天からは一兆円超引き離されメルカリなどにも迫られている。そこでヤフーが注目したのが、国内のECサイトで最も市場規模が大きい「衣料」分野だった。若者を中心に年間購入者が八百万人を超えるゾゾを子会社化することで顧客層を拡大すれば、その物流網も生かせると判断した。

 一方、ゾゾは通販サイト「ゾゾタウン」が好調で、一九年三月期の商品取扱高は三千二百三十一億円と前期比で19・4%伸びた。ただ有料会員向けの割引サービスに反発した有名ブランドの出店撤退が相次ぎ、高成長に黄信号がともっている。創業者の前沢友作氏が退き、新たな成長の種をヤフーと探ることになる。

 

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