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【経済】

ヤフーがZOZOを買収 前沢社長辞任 「僕は新たな道へ」

ZOZOの前沢友作社長=2018年10月

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 IT大手ヤフーは十二日、インターネット衣料通販大手ZOZO(ゾゾ)を買収すると発表した。株式公開買い付け(TOB)で子会社化する。買収費用は約四千億円。ヤフーはゾゾを傘下に収めてネット通販事業を強化し、水をあけられている米アマゾン・コムや楽天に対抗する。ゾゾの創業者の前沢友作社長は同日付で辞任し、後任には沢田宏太郎取締役が昇格した。(岸本拓也)

 ヤフーは十月上旬にもTOBを実施し、50・1%のゾゾ株の取得を目指す。現在約37%の株式を保有する前沢氏もTOBに賛同し、約30%分を売却する。

 前沢氏は十二日朝、ツイッターに「僕は代表取締役を辞任し、新社長に今後のZOZOを託し、僕自身は新たな道へ進みます」と投稿した。今後は昨年公表した月旅行などの個人活動に専念するとみられるが、ゾゾは「創業者として今後も一定のイベントには参加する」と説明している。ヤフーの川辺健太郎社長、ゾゾの沢田社長と前沢氏は十二日夕、東京都内で記者会見する。

 ヤフーは検索やニュースなどを通じたネット広告事業を強みにしてきたが、近年は金融サービスやネット通販の強化に取り組んでいる。ゾゾが運営する衣料通販サイト「ゾゾタウン」の顧客は若者層が多い。中高年の顧客層が中心のヤフーのネット通販事業と相乗効果が高いと判断した。

 ヤフーによると、今年秋に始める新たなネット通販サイト「ペイペイモール」を巡ってゾゾ側と業務提携を議論する中で、六月下旬に前沢氏が保有株をヤフーに売却する意向があることを確認。七月上旬から資本業務提携に向けて検討を進めてきたという。

 ヤフーは六月に通信大手ソフトバンクの子会社になった。ソフトバンクグループの手掛けるスマートフォン決済「ペイペイ」をゾゾタウンで使えるようするなど、提携の幅を広げる。ゾゾも、ソフトバンクの携帯利用者など新たな顧客層の開拓につなげたい考えだ。

 

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