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【経済】

<基礎から分かる 消費税8%から10%へ>(5)多様な表示OK 値札、店舗でばらつき

「ミスタードーナツ」の現在の価格表示。10月以降は値札に本体、店内飲食、持ち帰りの3種類の価格を表示する=東京都新宿区で

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 消費税の軽減税率制度では、同じ飲食料品でも食べ方で税率が違い、価格が変わる場面が多くなる。価格表示は多様な方法が認められており、チェーン店ごとにばらつく可能性が高い。値札やメニューを眺めても総額でいくら支払うのか分かりにくい例が増え、消費者が戸惑いそうだ。

 政府の指針によると、持ち帰りや出前(税率8%)と店内飲食(10%)の税込み価格を併記するのが一手。本体百五十円の総菜パンなら百六十二円と百六十五円を示す形だ。

 だが煩雑になりかねず、税込み価格は片方のみ示し「店内飲食(持ち帰り)の場合は税率が異なります。お申し出ください」と掲示で注意喚起するのもOKだ。これに沿い大手コンビニやスーパーは本体価格と持ち帰りの税込み価格を記し、店内飲食の人は個別に伝えるよう案内する。

 ただ「理解を徹底するのは難しい」(関係者)とトラブルを心配する声は多い。

 当面は税抜き価格だけを表示し、食べ方に応じた税率を会計時にかけることも許される。この場合税率の差を掲示などで周知しておく条件がある。

 一方、値付けは企業の自由とされるため、税込み価格をそろえる道も。店内飲食の本体価格を下げたり、包装代などを加味して持ち帰り用を値上げしたりする企業もある。

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