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【経済】

「電子申告ゲート」7空港に拡大へ 羽田など五輪へ通関簡単に

成田空港第3ターミナルの「電子申告ゲート」

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 政府は2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、空港の通関手続きを簡単にできる「電子申告ゲート」の導入を、全国7空港に拡大する。外国人観光客の増加に対応し、検査時間を短縮して円滑な入国につなげる。不正薬物の密輸を防ぐため、人工知能(AI)などを活用した不審物の水際対策も強化する方針だ。

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 18年の訪日客は3119万人と10年前の約3.7倍、輸入申告件数も約2.2倍だったのに対し、税関の職員数は11%増にとどまる。政府は通関事務を効率化し人手不足緩和につなげたい考え。

 旅行者らが入国する際、通常は携行品を用紙に記入して職員に申告する。電子申告ゲートでは、スマートフォンの専用アプリに申告の有無を入力し、アプリで作成したQRコードとパスポートを検査場の端末にかざすと申告できる。手荷物を受け取り、問題がなければ顔認証でゲートをそのまま通過できる仕組みだ。

 現在は成田空港の一部ターミナルで使われており、20年1月から新千歳、羽田、中部、関西、福岡の各空港で順次設置し、春に運用を始める。那覇空港でも21年3月までに整備する。

 国際郵便や貨物の取り締まりも強化する。インターネット通販の普及に伴い、小型の国際郵便で覚醒剤や金が密輸される事例が増加。現在は職員が重さや感触などの勘を頼りに不審な郵便物を1件ずつ振り分けてエックス線検査に掛けているが、これを全量検査に切り替える。東京税関の管内ですでに実施し、大阪、横浜でも来年4月以降に稼働する見込みだ。

 AIを活用してエックス線画像から危険物が入っている国際郵便を洗い出す仕組みも、東京税関で既に実証実験を始めており、実用化を目指す。

 

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