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【経済】

JDI再建案を可決 中国ファンド離脱で謝罪 臨時株主総会

 中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は二十七日、東京都内で臨時株主総会を開き、香港ファンドなどから金融支援を受ける経営再建策など全ての議案を可決した。最大の投資元になるはずだった中国ファンドが総会直前に離脱するなど支援の枠組み自体が揺らぐ中、株主からは経営陣への批判や不安の声が相次いだ。

 菊岡稔常務執行役員は総会で、中国ファンドの離脱に関し「皆さまに混乱を招いたことをおわびする」と謝罪した。出席した株主からは「なぜ態度が揺れ動く相手を選んだのか」などと批判する声があった。

 中国ファンド「ハーベストグループ」は支援からの離脱を表明したが、菊岡氏は「ハーベストとは今後も協議を継続する」と説明。枠組みが変わる場合には再び株主総会を開いて理解を求めるとした。

 男性株主(68)は総会後「結局誰がいくら出資するか決まってないのに、賛否を表明しろと言われても困る」とあきれ顔で語った。

 JDIは主力のスマートフォン向け液晶パネルの販売不振が続き、六月末時点で七百七十二億円の債務超過となっている。財務基盤強化のため、八月に中国と香港ファンドによる企業連合から最大八百億円の支援を受ける資本業務提携を結んだ。だがハーベストが総会前日の二十六日に企業連合から離脱するとJDIに通知し、先行き不透明感が強まっている。金融支援による再建策の議案は中国ファンドの離脱で前提が崩れたが、JDIは同ファンドなどと引き続き出資交渉することを理由に予定通り審議。JDIは総会後の取締役会で、菊岡氏が社長に昇格する人事を決めた。

 

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