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【経済】

日産社長に内田氏 COOは三菱自グプタ氏

内田誠氏

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 日産自動車は八日の取締役会で、役員報酬のかさ上げ受領問題を巡って辞任した西川広人前社長兼最高経営責任者(CEO)の後任に内田誠専務執行役員(53)が昇格する人事を決めた。あわせて最高執行責任者(COO)にルノー出身で三菱自動車のアシュワニ・グプタCOO(49)を、執行役副COOに関潤専務執行役員(58)をそれぞれ充てる。現在務めている他の役職を退く手続きなどを経て、来年一月一日付の就任を目指す。 (生島章弘)

 内田氏は日商岩井を経て、二〇〇三年十月に日産入り。購買担当として、企業連合を組むルノーとのかかわりが深い。韓国のルノーサムスン自動車への出向経験もある。現在は日産が強い中国の責任者で、合弁会社である東風汽車有限公司の総裁も務める。

 八日の取締役会後に記者会見した木村康取締役会議長は、内田氏らを選任した理由について、カルロス・ゴーン前会長の解任や西川氏の辞任で企業イメージが損なわれたことを念頭に「新生・日産のイメージを強く出せる体制」を重視したと説明した。

アシュワニ・グプタ氏

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 同席した指名委員会の豊田正和委員長は内田氏について「アライアンス(企業連合)を大事にする方だ」と強調。「日本人の内田氏、インド出身のグプタ氏、技術畑の関氏の『三頭体制』が、困難を乗り越える一番良い体制ではないか」と語った。

 内田氏をトップとする新体制では、赤字間際まで落ち込んだ業績の回復や、会社の私物化を許してきたガバナンス(企業統治)の再構築、資本関係見直しを巡る仏ルノーとの協議といった難題に取り組むことになる。昨年末から前年割れを続ける乗用車の国内販売低迷に加え、拡大路線を追求したゴーン前会長時代に値引きが常態化し、収益悪化を引き起こした北米市場の立て直しも急務となる。

 内田 誠氏(うちだ・まこと)同志社大卒。91年日商岩井(現双日)。03年日産自動車。常務執行役員などを経て18年4月から専務執行役員。

 

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