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【経済】

ルノー、ボロレCEO解任 取締役会 ゴーン体制と完全決別

ボロレCEO=AP・共同

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 【パリ=共同】フランス自動車大手ルノーは十一日、新たな経営体制を話し合う取締役会を開き、カルロス・ゴーン前会長体制下でナンバー2だったティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)を解任することを決めた。ボロレ氏の交代でゴーン時代と完全に決別。八日に新体制を決めた連合相手の日産自動車との関係再構築を加速させる狙いもありそうだ。

 取締役会はクロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)を暫定CEOに任命。ボロレ氏の後任探しを進める。

 ルノーのジャンドミニク・スナール会長は取締役会後、パリ近郊の本社で記者会見し、解任について、日産などとの企業連合の刷新のため「新たな風が必要だ」と説明。ボロレ氏個人の問題ではないと強調した。スナール氏は辞任を望んだが、ボロレ氏が解任を選んだと述べた。

 ボロレ氏は十日報じられたフランス経済紙レゼコーのインタビューで自身の進退に関し「強硬措置はとても憂慮すべきだ」と批判。業績悪化の責任も指摘されるが「私が唯一責められる点はゴーン氏の提案でナンバー2に任命されたことだろう」と皮肉っぽく語った。

 タイヤ大手ミシュランなどを経て、二〇一二年にルノーへ移ったボロレ氏は昨年二月に最高執行責任者(COO)に選任された。同十一月に日本でゴーン氏が逮捕されるとCEO代理に就任。今年一月にスナール新会長体制で正式にCEOとなった。

 ゴーン体制からの脱却は筆頭株主のフランス政府も望んでいたとされる。地元メディアによると、ルメール経済・財務相は十一日、ボロレ氏解任を受け「企業連合が新たな段階に入ることを望む」と述べた。

 

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