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【経済】

全線再開まで1〜2週間 北陸新幹線、信号に重大被害

13日、JR東日本の長野新幹線車両センターで、台風19号による大雨で水に漬かった北陸新幹線の車両=長野市赤沼で

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 JR東日本は十五日、北陸新幹線の東京−金沢間の全線再開には少なくとも一〜二週間かかると明らかにした。同日、浸水の解消に伴い長野−飯山間を点検した結果、線路の冠水で信号の電源装置に重大な被害があると判明。復旧作業に時間がかかると判断した。ほかの被害が見つかれば、遅れる可能性もある。

 北陸新幹線では長野市の車両センターで全車両の三分の一に当たる十編成百二十両が浸水。全線再開しても、本数は通常の五〜六割になるとしている。

 国土交通省北陸地方整備局によると、車両センターを含む地域は、千曲川の堤防決壊で約九百五十ヘクタールが浸水していたが、約84%が解消、車両センターに近づける状態になった。十五日午後にはJR東の社員がセンターに入り、線路から外れた車両があることを確認した。浸水のため車体が浮いたとみられる。今後詳細な被害状況を調べ、復旧作業を急ぐ。

 JR東によると、センターは十三日午前一時ごろ、長野市による避難指示を確認し、社員の一部が避難所に向かい、三十六人が庁舎二階に逃げた。同五時ごろには約三十センチの浸水があり、孤立状態に。午前五時四十分ごろ長野県に救助を要請し、自衛隊などのボートで救出が完了したのは午後十一時半だったという。社員にけが人はいない。

 北陸新幹線は不通区間があることに伴い、東京−長野間と上越妙高−金沢間で臨時ダイヤによる運転となっている。

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