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【経済】

米財政赤字4年連続拡大 19会計年度 国防費増など107兆円

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 【ワシントン=共同】米財務省が二十五日発表した二〇一九会計年度(一八年十月〜一九年九月)の財政収支の赤字額は、前年度比26・4%増の九千八百四十三億八千八百万ドル(約百七兆円)となり、一兆ドルの大台に迫った。赤字額は四年連続で拡大し、七年ぶりの高水準。国防費や国債の利払い費の増加が原因だ。中国からの輸入品への制裁関税により、関税収入は過去最高になった。

 昨年実施した法人税などの大型減税の影響で歳入の伸びが鈍い一方、歳出拡大を進めた結果、財政赤字が膨らんだ。歳出入とも過去最大。国債を増発して市場から資金を吸収したことが九月には米短期金融市場混乱の一因となった。財政悪化が続けば、世界経済の波乱要因となる。

 トランプ政権として三度目の年度会計報告。財政赤字の国内総生産(GDP)比は前年度から0・8ポイント上昇し4・6%だった。ムニューシン財務長官は「財政を安定させるために、無駄な支出を削らねばならない」とのコメントを発表した。

 一九年度は歳入が4・0%増の三兆四千六百二十一億九千六百万ドル。所得税や法人税の伸びが小さかった。ただ関税収入は七割増え七百三十四億六千百万ドルに達した。

 歳出は8・2%増の四兆四千四百六十五億八千四百万ドルとなった。国債の利払いなどに加え、中国の報復関税で打撃を受けた農家を救済するための費用も膨らんだ。

 同時に発表した九月単月の財政収支は黒字で前年同月比30・5%減の八百二十七億六千八百万ドルだった。

 

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