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【経済】

福袋「体験型」で集客 百貨店 「令和」書家が揮毫/2020秒すし食べ放題

「体験型福袋」の五輪メダリストによる体操教室のデモンストレーションをする販売担当者=29日、東京都豊島区の東武百貨店池袋本店で

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 大手百貨店が、令和初めてのお正月に売り出す福袋を相次いで発表した。消費税率引き上げ後初めて迎えるお正月で、消費の冷え込みが懸念される中、モノの購入だけではなく足を運んで楽しむ「体験型」の企画が人気。ラグビーワールドカップ(W杯)の盛り上がり、東京五輪の開催年であることも映した福袋も目立つ。

 西武池袋本店(豊島区)は東京五輪を前にスポーツに親しんでもらおうと、プロ野球・西武の辻発彦監督から親子でノックを受けられる権利を企画。高島屋は新元号「令和」を発表した際の墨書を揮毫(きごう)した書家に好きな文字を書いてもらえる福袋を販売する。いずれも新年に合わせて税込み二千二十円。

 東武百貨店池袋本店(豊島区)はラグビー人気にあやかり、「家族や親しい人と『ワンチーム』で」と呼び掛けブランド牛やマグロの福袋を提供。ユーチューバーと動画を作れたり、「二〇二〇年」にちなみ二千二十秒間ですしを食べ放題できたりといった企画もある。

 松屋銀座(中央区)が力を入れるのは、輪投げに挑戦してバッグがもらえるゲームや、洋服や雑貨の詰め放題といった買い物客自身が参加できる福袋。販売促進課の河野新平課長は「ネット販売が主流になる中、実際に店に来て買い物を楽しむ体験をしてほしい」と狙いを話す。

 体験型の福袋は近年、増加傾向。百貨店離れが深刻になる中、来店機会を増やしてほしいと考えるからだ。期間中に店頭で申し込み、抽選で倍率千倍以上になる福袋もあるという。

 一方、消費税率引き上げにより、飲食料品とそれ以外を組み合わせたセット商品の福袋では、国税庁は食べ物が主役なら全体を8%の軽減税率と定めている。松屋銀座では、レストランの食事券とハムを合わせたセットを8%の軽減税率で販売。担当者は「外食は消費税率10%でも、合わせて8%で購入できてお得」とアピールする。 (嶋村光希子)

 

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