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【経済】

取引ない銀行口座は手数料年1200円徴収へ 三菱UFJ、他行追随も

 三菱UFJ銀行が二年間取引がない口座に手数料を課す方向で検討していることが五日、分かった。新規に開設された口座を対象とし、二〇二〇年十月から年千二百円を徴収する案を軸に調整している。こうした手数料導入は三メガバンクでは初となり、他の大手行も追随する可能性がある。

 超低金利で預金と貸し出しの金利差の「利ざや」が縮小し、銀行の収益力は低下しているほか、マネーロンダリング(資金洗浄)対策などのコストも増えていることが、手数料導入の背景にある。顧客の負担が増す可能性があるが、三菱UFJ銀はスマートフォン向けのサービスを充実するなどして口座の使い勝手を高め、理解を得たい考えだ。

 導入の三カ月前の二〇年七月をめどに通知を始め、その後に開設された口座を対象とする。手数料を取り続け、残高がゼロになれば自動で解約になる方向だ。既にある口座は当面除外する。手数料は、りそな銀行が〇四年に先行して導入した。

 三菱UFJ銀は四千万件程度の個人口座があり、二割程度は二年間取引がないとみられる。同行幹部は「不稼働の口座でも維持費用はかかる。取引を再開してもらう工夫もする必要がある」と話している。

 各銀行は収益力低下を受け、既存の手数料の改定を進めている。窓口でのサービスにかかる料金引き上げや、紙の通帳の有料化などが今後も続きそうだ。

 

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