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【経済】

サンマ水揚げ最低 8〜11月、昨年比68%減

 全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京)は六日、今年八〜十一月のサンマ水揚げ量が、昨年同期比68%減の三万七千七百十五トンだったと発表した。既に漁を終えた船も多く、今年の水揚げ量は統計が残る中で最低とされる一九六九年の約五万二千トンを下回る見通し。サンマが近海に近寄らないことや外国船による漁獲量増加の影響などもあり、関係者は、来年についても厳しい状況は変わらないとみている。

 発表によると、サンマ漁が盛んな北海道では水揚げがほぼ終わり、道全体の水揚げ量は昨年同期比63%減の二万一千三百五十二トン。昨年までサンマ水揚げが九年連続日本一の花咲港(北海道根室市)は61%減の一万六千百一トン、岩手県の大船渡港は65%減の五千八百九十一トン、宮城県の気仙沼港は72%減の四千六百九十トンと軒並み落ち込んだ。サンマの南下が遅れた影響で千葉県の銚子港ではほとんど水揚げがなく、二百三十五トンで94%減だった。

 不漁の原因は、中国などの外国船による漁獲量増加に伴う資源量の減少や、日本沿岸で他の魚種が増え、近海へのサンマ来遊を妨げていることなどが指摘されている。サンマの漁場が遠くなったことで漁船が港と漁場の往復に時間を割かれ、操業効率が低下しているといい、十一月末時点までの水揚げ回数は千六百六十五回と、昨年同期比で半減した。

 不漁による品薄で市場価格は高騰し、十キロ当たりの平均価格は昨年比一・七一倍の三千二百四十三円だった。また、水揚げ金額は約百二十二億三千三百万円と45%減だった。

 

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