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【経済】

補正 赤字国債2.2兆円 歳出4.5兆円、法人税収下振れ影響

 政府は十三日、二〇一九年度の補正予算案を発表した。追加での歳出は約四兆五千億円。企業業績の悪化に伴う法人税収の下振れなどに伴い、借金証書に当たる赤字国債を約二兆二千億円発行する。年度中の追加発行は三年ぶりになる。五日発表の経済対策に盛り込んだ小中学校でパソコンを一人一台配る事業など、複数年度にわたって支出する中長期的な内容も補正に入れた。

 一九年度の税収見通しは、企業業績の悪化などにより当初の六十二兆四千九百五十億円より二兆三千百五十億円を下方修正している。国債の追加での発行だけでなく支出の削減なども組み合わせて編成する。

 経済対策に充てるのは約四兆三千億円。このうち複数年度にわたる主な事業は、中小企業の生産性向上支援(三千六百億円)などを補正に盛り込んだ。一度まとまった金額を積んで複数年度にわたって支出する「基金」の予算も補正に計上した。第五世代(5G)移動通信システムの普及後を見据えた「ポスト5G」の基盤強化など四つの基金を新設し、予算額は計千七百五十億円を盛る。

 「国民の安全・安心の確保」を名目として防衛省予算も補正に入り、四千二百八十七億円を計上。一回の補正予算としては過去最大になった。航空機などの装備品調達が主な内容で、概算要求分を前倒しするなどした。当初予算と補正が一体化して防衛予算全体が膨らむ状況も続きそうだ。

 一方で低い金利で国がお金を貸す「財政投融資」の活用も増やす。新名神高速道路の六車線化加速などで一兆四千五百三億円を盛り込んでいる。

 

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