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【経済】

米経済好調アピール ダボス会議 トランプ氏2年ぶり演説

21日、スイスで開かれたダボス会議で演説するトランプ米大統領=AP・共同

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 【ダボス=共同】スイス・ダボスでの世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)が二十一日始まった。トランプ米大統領は演説で、米経済が「過去になかったほど活気づいている」と好調さを強調。米国の大型減税などを念頭に「各国は米国の例にならうべきだ」と自賛し、米中貿易協議の部分合意など「米国第一主義」で取り組んだ三年間の実績を並べた。トランプ氏のダボス会議での演説は二〇一八年以来、二年ぶり。

 米国は景気拡大局面が過去最長の十一年目に突入。大型減税などで雇用情勢は底堅く、失業率は半世紀ぶりの低水準に改善したと説明した。国際通貨基金(IMF)も二〇年の米国の成長率を先進七カ国(G7)トップの2・0%と見込む。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年実施した金融緩和も景気を下支えしたが、トランプ氏は「利下げ実施が遅すぎた」と批判した。

 トランプ氏は中国などとの貿易協議を通じて「公正で互恵的な関係になった」と主張。「(制裁)関税によって実現した」と強調する中国との「第一段階」合意文書への署名に加え、カナダ、メキシコと結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)を見直したと誇示した。日米貿易協定も一月に発効し、米農産品の輸出拡大を後押しする。

 トランプ氏は成果に自信を示したが、中国に加えて欧州連合(EU)とも対立し、世界経済を脅かす貿易摩擦は戦線が拡大。国内の経済格差も大きな問題となっている。

 ダボス会議は世界各国・地域の政官財界の幹部や有識者ら約三千人が参加。景気や気候変動問題といった世界経済が抱える課題を巡り、二十四日まで議論を交わす。

 

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