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【経済】

独検察、三菱自関係先を捜索 排ガス疑惑 エンジンに不正装置か

 【ベルリン=共同】ドイツ検察は二十一日、同国にある三菱自動車の関係会社の拠点複数を家宅捜索した。検査時に有害物質の排出量を少なく見せ掛ける装置をディーゼルエンジンに搭載した疑いがあるという。ドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)に端を発した排ガス規制逃れ問題が日本メーカーに飛び火する可能性も出てきた。

 三菱自は「捜査の状況を確認中で、詳細な情報を収集中だ。捜査には協力していく」とコメントした。

 ドイツ検察は今回の疑惑と同様の仕組みで規制を逃れたとして、VWなど国内の複数の大手メーカーを捜査してきた。

 三菱自はドイツに生産拠点はなく、完成車は国外から輸入しているという。三菱自は日産自動車、フランスのルノーと三社連合を組む。

 報道によると、今回の捜査は昨年十一月に始まった。排気量二・二リットルと、一・六リットルのディーゼルエンジン二種類が問題とされ、三菱自は、ドイツには100%子会社の研究開発会社と約25%を出資する販売会社があり、検察はこの二社に家宅捜索が入ったと説明した。ドイツの大手部品メーカーの施設なども捜索した。

 ドイツではこれまで二〇一五年発覚の排ガス規制逃れ問題を巡り、VWや傘下のアウディ、BMWなどが捜査対象となり、業界全体の信頼が揺らぐ事態となった。

 検察当局は昨年四月、問題発覚時のVWトップ、ウィンターコルン元会長を詐欺罪で起訴。同九月には株価の操作に関与したとして、VWのディース最高経営責任者(CEO)らも起訴した。メーカー各社は巨額の罰金のほか、不正への対応費用支出も迫られ、収益面での影響も出ている。

 

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