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【経済】

貿易赤字、2年連続 19年 米中摩擦で対中輸出減

 財務省が二十三日発表した二〇一九年の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は一兆六千四百三十八億円の赤字だった。米中貿易摩擦による中国経済の減速を受け、中国向けの自動車部品などの輸出減が響き、二年連続の赤字となった。一八年は一兆二千二百四十六億円の赤字だった。

 輸出は前年比5・6%減の七十六兆九千二百七十八億円で三年ぶりに減少した。アジアや米国、欧州連合(EU)向けがいずれも減少した。鉄鋼や自動車などが不振だった。輸入は5・0%減の七十八兆五千七百十六億円で三年ぶりに減少した。原油の輸入量減や価格低下が影響した。

 国・地域別では、中国向け輸出は7・6%減だった。自動車の輸出は増えたが、自動車部品や半導体製造装置が落ち込んだ。韓国向け輸出は12・9%減の五兆四百四十一億円だった。半導体製造装置が49・7%減と大幅なマイナスだった。

 対米国は、輸出が1・4%減の十五兆二千四百七十億円となった。自動車や自動車部品の減少が響いた。ただ液化石油ガスなど輸入の減少幅が大きく、貿易黒字額は国・地域別で最大の六兆六千二百五十九億円に拡大した。

 同時に発表した一九年十二月単月の貿易収支は千五百二十五億円の赤字で、二カ月連続で赤字だった。米国向けの自動車輸出などが減少した。一方、中国向け輸出は、半導体製造装置や自動車が伸び、十カ月ぶりに増加した。

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