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【経済】

沖縄豚コレラ 本州の感染肉、餌に混入か 全国リスク裏付け

 豚(とん)コレラ(CSF)の感染経路を調べる農林水産省の疫学調査チームは二十三日、沖縄県で発生した事例の分析結果を公表した。本州から感染した豚の肉製品が入荷されて残飯などの食品廃棄物に混入し、これを加熱せずに与えたことで感染した可能性が高いとした。農水省は食品廃棄物の肉を餌にする場合、加熱するルールを順守するように指導を徹底する方針だ。

 二〇一八年からの一連の発生では主に野生イノシシが感染源とみられており、食品廃棄物が原因になったと推定されたのは初めて。感染した豚の肉は処分され市場に出回らないとしてきた農水省の説明とも矛盾しており、全国で感染のリスクがあることを裏付けた。

 沖縄での一連の発生で最初となった、うるま市の事例についてウイルスの遺伝子を分析したところ、昨年一月に岐阜県で発見されたイノシシのウイルスと類似していた。このため、ウイルスは海外からの侵入ではないと分析した。

 また、これまで国内で発生が確認された農場からウイルスが運ばれたものではないとも考えられ、感染に気付かずに豚を出荷した農場が本州の発生地域にあり、その肉が運ばれて沖縄で飼育している豚に与えられたと推定した。出荷された豚は症状が出ていなかった可能性がある。

 調査チームによると、沖縄での最初の発生農場は肉を含む残飯などを加熱せず豚に与えていた。

 

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