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【経済】

NY株、過去最大下げ 1190ドル急落 業績懸念増す

 【ワシントン=白石亘】二十七日のニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大による景気への懸念が強まり、六日続落した。ダウ工業株三十種平均は前日比一一九〇・九五ドル安の二万五七六六・六四ドルで取引を終了。ダウの一日の下げ幅としては過去最大となった。 

 欧州株も大きく下げ、二十八日の東京市場でも日経平均の下げ幅は一時九〇〇円を超えた。世界的な株安の連鎖が止まらない状況に陥った。

 サウジアラビアで二十二〜二十三日に開かれた二十カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、新型肺炎対策として「全ての利用可能な政策手段を用いる」方針で一致し、日米欧の協調した景気下支え策が出るとの観測も流れている。

 ダウは連日の株価急落で、今週だけで三二〇〇ドル下げ、米NBCテレビは「リーマン・ショック以来、最悪の週となった」と伝えた。ダウは二月十二日につけた史上最高値(二万九五五一ドル)からの下落率が12%を超え、調整局面入りした。ダウは約六カ月ぶりの安値水準となった。

 前日に米国で感染経路不明の感染者が見つかり、相場は売り優勢で始まった。またゴールドマン・サックスが今年の米国企業の利益成長率が前年比横ばいになると発表し、企業業績への影響の大きさも懸念された。取引終盤にかけ、カリフォルニア州で感染の可能性がある八千四百人を経過観察していると伝わると、一気に下げ幅を広げ、売りが売りを呼ぶ展開となった。

 不安心理を背景に、リスク資産の株から資金が逃げ出す動きも加速。安全資産の十年物米国債利回りは一時1・24%をつけ、過去最低水準を更新した。

 

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