東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

<新型コロナ>食品買いだめ不要です スーパー協会「店頭になくても在庫十分」

週末を前に買い物客が多く訪れ、大根や春キャベツが売り切れた野菜コーナー=26日、東京都練馬区のスーパーアキダイで

写真

 新型コロナウイルスの感染拡大で東京都が週末に外出の自粛を要請したことを受け、消費者が食料品を買いだめする動きが加速している。これに対し、スーパーの業界団体や農林水産省は「食料品の供給は十分で、落ち着いた購買行動を」と訴えている。 (嶋村光希子)

 「お客さんが押し寄せて、店内はてんやわんや。焦らないで買い求めてほしい」

 東京都練馬区のスーパーアキダイの秋葉弘道社長(51)が声を上げた。関町本店では、都の要請以降、カップ麺やレトルト品などを買い求める客が、通常の一・五倍に。二十七日は仕入れ量を二倍にして対応した。売り場では、限られた人員の中、商品の補充に追われている。

 都内のスーパーで買い物していた団体職員の女性(30)は「米や保存のきく食品を普段より多めに買った。自粛がさらに延びるかもしれないので」と述べた。

 こうした混乱に対し、全国スーパーマーケット協会は二十六日、ツイッター上で「食品の生産、物流は滞ってませんし、店が閉まるわけでもありません。営業は継続されます。店頭の欠品も徐々に回復します」と表明した。

 協会の担当者は取材に「報道やSNSの中には買いだめをあおるようなものもあり、不安や危機感を持った消費者がさらに焦って買いだめに走ってしまう」と指摘。「食品在庫は、店頭になくても物流センターやメーカーには潤沢にある。運べるトラックや運転手は限られている」とした上で「品薄は一時的なものなので慌てないでほしい」と述べた。混雑した店内での感染リスクも懸念した。

 農林水産省は「食料品は十分な供給量を確保しているので、安心して落ち着いた購買行動をお願いする」と必要分だけの買い物を呼び掛ける。過度な買いだめや買い急ぎは食品ロスにもつながると指摘し、転売目的の購入もしないよう訴えている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報