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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>言葉の使い分け

 編集局で見出しをつける部署の整理部に異動して間もなく、政治原稿に「与野党協議は決裂」としたところ、政治部デスクが飛んできて「物別れ」に直してほしいといいます。辞書で「決裂」を引くと「物別れ」と出て来ますが、和語の「物別れ」を使うと再交渉の余地があるニュアンスが残るからでした。

 日本語は同音異義語も多いかわり、似た意味の言葉もたくさんあって、どの単語を選ぶか、記者も場面ごとに難しい選択を迫られます。市販の地図に出てくる「街道」と「往還」。一般的な辞書では違いが分かりません。東海道など幹線道路を街道と呼んだのに対し、秩父往還、鎌倉往還など地方道に使い分けたとみられますけれど例外もあるようです。

 先日、静岡版の見出しに「伊豆路」という表現がありました。静岡県勤務も長かった私ですが紙面で初めて見ました。駿河路、遠州路というのに、伊豆路と言わないのは、昔の下田街道は不便で江戸(京浜地区)との往来は海路が主流だったからと考えますが…。 (高田照二)

 

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