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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>「いち」に注意

 数の「一(いち)、七(しち)」の音は「混同して不明」なので、聞き分けやすいよう七は「なな」と読むように望む。昭和の初め、NHKに届いた投書です。NHK放送文化研究所の塩田雄大さんが著書「現代日本語史における放送用語の形成の研究」(三省堂)で紹介していました。

 京都市の地名「一条(いちじょう)」「七条(しちじょう)」も紛れやすい例です。バスの案内音声は一条と区別するため、七条がつく市内の停留所名は、ほぼすべて「ななじょう」と読みます。

 エスビー食品のウェブサイトには「一味唐辛子と発音が混同する」恐れから、自社製品「七味唐からし」は国外で「ナナミトウガラシ」の名で売っているとあります。

 「いち」は音だけでなく見た目も紛らわしいので、本紙は書き方を一部変えています。例えばパーセントの値を幅で示す際、昔は「1−5%」でした。しかし縦書きだと「115%」と間違いかねません。「1ー5%」のように長音が紛れ込むことも。そこで今は「1〜5%」「一〜五日」のように、洋数字も和数字も波線を用いています。 (重松洋一)

 

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