東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 教育 > NIE > 記事

ここから本文

【NIE】

<学校と新聞>出前講座「本との出合い」 感じ方の違い、新たな発見

出前講座の新聞の編集会議をする2年生=都内の中学校で

写真

 図書委員会の五回目の出前講座は、朝日新聞編集委員の曽我豪(そがたけし)さんに、自身の半生を振り返り、本との出合いや今の仕事につながる中学・高校時代の思い出を話していただきました。

 中高校生の日々が自分の原点と語る曽我さん。本を探す時のアドバイスで「中学、高校時代に共感した本は、自分の原点になります。本屋に行き、そうした本に出合えるよう探してください」という言葉に、生徒たちがうなずきました。

 お礼の言葉は真奈さん。「私にとって本は、自分以外の価値観や生き方を教えてくれるものです。教えていただいたことを忘れず、今後の中学校生活を大切にしていきたいです」。終了後、曽我さんが紹介した小説「アルジャーノンに花束を」を必死で探す一年生男子たち。誰が一番に借りるかで大騒ぎしました。

 「親に薦められたのに『アルジャーノンに花束を』は読まずに放置していた。ちゃんと読もうと思う」「今日の講演のおかげで、自分の中に新たな考えを発見できた」「お話にでてきた雪の断章を読んでみたい」「今出合った本を大人になっても大切にしていきたい」「失敗しながらつかむという言葉で、今の悩みが軽くなった」。生徒の感想から、お話が一人ひとりの心に残ったことが分かりました。

 今回の新聞担当は二年生で、編集長は図書委・委員長の嶺花(れいか)さん。記事分担は、タイトルと講演内容が嶺花さん、生徒の感想が菜南(ななみ)さん、曽我さんへのインタビューが大空(たくみ)くん、編集後記が光音(らいと)くんです。一週間後に完成し、全校生徒に配布しました。出前講座の図書新聞もすっかり定着し、スムーズに作成できるようになりました。

 編集長の嶺花さんは「どうすればパッと見て分かりやすくなるか、記事のレイアウトに悩みました」と苦労を話し、編集長をやって良かったことは「全員の感想を知ることができ、講演に対する感じ方は一人一人異なり、新たな発見がありました」と、自身の成長を実感したようです。 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

完成した出前講座の新聞

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報