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【NIE】

<学校と新聞>だいじかなチェック 真偽の見極め 習慣づけを

メディア情報リテラシーについて深めた第6回NPCに参加の生徒たち=都内の公立中学校で

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 メディア情報リテラシー(読み解く力)の授業を紹介した昨年十一月七日「学校と新聞」の記事。情報判断の力を身に付ける上で必要不可欠な内容なので、第六回NPC(新聞会議)はこの記事を題材に開きました。特に、本当かどうかを自分で考えるための「だいじかなチェック」(だれが?いつ?じじつか?かんけいは?なぜ?)は、初めて聞いた生徒たちに、とても新鮮だったようです。

 まず、「だいじかなチェックはするべきだ。正しい情報か分からないものはむやみに信じない方がいい」と麗華さんが述べました。「技術の授業で情報について学びながら情報源のチェックはできていないなあ」と反省の真奈さん。真鈴さんは「ネットニュースを読むことが多いが、その情報が正しいか考えたことはない」と正直に告白。倫哉(ともや)くんも「自分が今まで、いかにネットの情報を信じすぎていたかが記事を読んで分かった」と続きます。

 「ネットで調べたことは疑うけど、テレビや雑誌、新聞の情報は疑わないな」と遥さん。拓音(たくと)くんは「とても良い授業だと思った。こうした実践は、真偽を見極める経験を積むことになっていく」と前向きな発言。「だいじかなチェックはとても大事だと思います」との玲愛(れあ)さんの言葉で、これからみんなでだいじかなチェックをやっていこうと確認するのかと思いきや−。

 遥さんの「ところで、みんなだいじかなチェック、これからやる?」という質問に「やらない」という大多数の声。しかもその理由が「面倒くさい」「時間がない」「忙しい」と、この集まりからは一番遠いはずのものに。すると拓音くんが「いつもやってるけど」と一言。「フェイクニュースを全部見極めるのはできないけど、チェックをやっていく経験を積めば見極めることができると思う」

 この言葉で突然みんなの意識が変わります。「習慣づけていけばできるかも」と倫哉くん。「よく読むとあまり大変でないかも」と真奈さん。麗華さんは「自分の興味あることは複数の情報源から調べるよね。だから興味をもっていることからやればいいのでは」と発言、メンバーから確かにと同意の声が。「つまり拓音くんは麗華さんが言っていることを実践しているのね。すごい」と玲愛さん。

 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

 

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