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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>平成と測字術

 平成が終わりました。政府によれば、平成は国内外も天地も平和が達成されるとの意味です。同じ意味かは不明ですが、昔の中国でも新元号(年号)案に上ったことがあるそうです。しかし測字術という占いの結果が悪く、選に漏れたと知りました。

 国立歴史民俗博物館の「歴博」誌によると、測字術とは漢字の形、音、意味の吉凶をあらゆる面から占うことです。中国や日本で元号を決める際に行われました。上海師範大の石立善さんは、中国で平成が検討されたのは十一世紀後半の北宋王朝と説きます。皇帝神宗が測字をした結果「美成」「豊亨」とともに落選しました。

 平成と美成の落選は、成の右側が戦争を表す「戈(ほこ)」を含むからです。美成の美は「羊」「犬」に分けられ、家畜まで戦に巻き込むとみられました。豊亨は亨の下の「了」が「子」の横棒を欠き、皇室の子孫繁栄を示しません。一字差し替えた「元豊」が新元号になりました。

 平成と令和を平和が達成されたよい元号として語り継ぎたいものです。 (重松洋一)

 

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