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【NIE】

<学校と新聞>子どもたちの気持ち 続けることで 楽しくなった

NIEタイムで新聞を読む児童=東京都北区の小学校で

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 「NIEと学力の関係は分かりましたが、子供はどんな気持ちで取り組んでいたのでしょうか」

 そんな声が聞こえてきた気がするので、今回は、NIE(新聞を教材に活用する学習)を三年六カ月取り組んだ三人の子供たちの感想を紹介します。

 卒業式の前日に六年生に書いてもらったものです。原稿用紙に私からのメッセージを添えました。

 「君たちはこの四年間、日本でいちばん新聞読んだ小学生かもしれません。だから、教えてください。NIEについて思ったことを。良いことやそうでないことも遠慮なく書いてください」と。一分ほどの静寂の後は、教室中に鉛筆が原稿用紙を通して机をたたく音が響きます。十分後に回収しました。

 まずは、Kさんの感想。「私はNIEタイムを通して、社会を知ることができました。初めは、面倒だと感じました。だけど、これが日常になって、やっていないことがおかしい感じになりました。今では、自分で新聞を読んでみようと思います。新聞に対しての思いが変わった気がします」

 次に、Tさん。「ずっとやっていて、今では『あっ、新聞が読みたいな』と思うことがあります。最初は、細かい字の文を読むのは苦手で、見出ししか読まなかったけど、記事を全部読むようになりました。新聞スクラップも楽しく取り組めます。やっぱり、ずっと続けるのが、いいんだなと思いました」

 最後は、S君。「正直、毎週というのは面倒でした。水曜日、今日は五時間授業だから早く帰れると喜びつつ、NIEタイムがあるのかと一喜一憂していました。最初のころは、少しテキトーだったと思います。でも、学年が上がるにつれ、ちょっとした楽しみへと変化していきました。一度書き出すと手が止まらなくなって、定位置に来るとストップ、といったことを繰り返していました。今、この文を書いている時、手が一回も止まっていません。この経験を生かしていきたいです」

 NIEタイムは、最初は「面倒」。しかし、その後に、継続の大切さや生き方まで教えてくれるのかもしれません。 (日本新聞協会NIEコーディネーター 関口修司)

 

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