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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>笑わせる骨

 「笑わせる骨」「禁煙する骨」…。こんな骨が登場する本はファンタジーでしょうか、それともホラーでしょうか。そしてその正体はハウツーもの、といえば骨の正体がお分かりになるでしょうか。そう、「骨」と書いて「コツ」と読むのです。

 「コツ」の他にも、常用漢字なのに漢字で書いているものをあまり見かけない言葉があります。例えば「むきになる」は「向きになる」ですし、「魚のアラやカマ」は「魚の粗や鎌」です。

 その一つに「コク」があります。「私にそれを期待するのは酷だよ」という文章は見かけても、「この酒は酷がある」は寡聞にして見たことがありません。部首の「酉」から分かる通り、「酷」は酒の「濃いうまさ」の方が原義に近いのですが、「残酷」「酷似」のように、普段使う「酷」は「ひどい」「ひどく」の意味の方が圧倒的に多いようです。

 字としては難しくないので漢字で書くのを禁止はできないのですが、片仮名の方がずっと読みやすいし、分かりやすいですよね。 (佐藤京次)

 

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