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【NIE】

<学校と新聞>初の合同新聞会議 記事を基に学年超えて議論

二つの学年が一緒に議論した初の合同新聞会議=都内の中学校で

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 今年一月になって、一年生と二年生の新聞会議(NPC)が合流して第一回合同NPCを開きました。心温(もとはる)くんが部活動で欠席、かわりに二年生の妃希(ひなき)さんが初参加で計十四人。司会は二年の真奈さん、初対面なので自己紹介から始めました。緊張した空気が流れる中、玉枝さんが「アンデルセンが好きです」と唐突に言うので、一同大爆笑。空気がほぐれました。

 今回は玲愛(れあ)さんが見つけたサマータイム(夏時間)の記事で話し合うことに。真奈さんが「記事の感想から」と促すと、遥さんが手を挙げ「健康面でデメリットが大きい」と発言。「日本の気候に合っていない。やめた方がいいです」と玉枝さんも続きます。拓音(たくと)くんは「最近寝不足で、もし導入されたらもっと眠れない」と力説。デメリットについての意見が続きます。

 「体が慣れるのに時間がかかる」という意見は倫哉(ともや)くんと真鈴さん。「マイナス面が多い」と指摘する琴鈴(ことり)さんと玲愛さん。ここで「マイナス面とプラス面、両方ある」と麗華さんと瑠奈さん、彩水さんが表明、「外国に行ったとき日本との時差を気にするように、毎日の生活の中で以前の時刻と今の時刻をついつい気にしてしまうのでは」という真奈さんの意見に、納得するメンバーたちでした。

 玲愛さんが調べてきたメリットについて発表しますが、「生活習慣が崩れるので僕は反対です」と言う然(ぜん)くんや「元に戻すのが大変で、体に負担になる」と言う穂乃華(ほのか)さんなど、みんなの意見は変わりません。さらに真鈴さんの「日本は高齢社会なので、高齢者に負担だと思う」、玉枝さんの「そもそも湿気のない所や農業のさかんな所に適したものです」という意見に一同、感心。「省エネの技術が発達した未来に導入しては」という瑠奈さんの提案は説得力がありました。

 「先輩がとても親しみやすい」「意見のレベルが高くてすごすぎ」と敬意を表する一年生に、「一年生がいろいろな視点から考えていてびっくり」と二年生がねぎらいます。「みんなすごくて脱帽です」という初参加の妃希さんの正直な感想がこの会の成長ぶりを示していました。それぞれ今は二、三年に進級し良き先輩として活躍しています。

 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

 

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