東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 教育 > NIE > 記事

ここから本文

【NIE】

<学校と新聞>北区・八幡小学校(7) 新聞でつくる「音楽」

新聞記事を読んで、「いのち」の曲づくりをする6年生の授業=東京都北区の八幡小学校で

写真

 山のように積んだ新聞を囲み、輪になります。「先生、何するの?」「さわっていい?」「いいよ」

 子供たちは目を輝かせて新聞を手にすると、五感を使って「新聞紙」を楽しみます。「どんな音がするのかな?」「音を見つけよう!」と声をかけると、破ったり、こすったり、引っ張ったり、たたいたり、丸めたり、ワクワクしながらお気に入りの音を探します。

 「ビリッ」「くしゃくしゃ」「バンバン」…。「さあ、みんなで発表会をしよう」。順番に好きな音を鳴らします。「いろんな音が出るね」「これすてきだね」。子供たちは、音色の多彩さや音を出す動作が新聞紙の音色に直結する面白さを感じ取ります。低学年での取り組みです。

 中学年は「新聞紙の音を組み合わせて音楽をつくろう」と題し、お気に入りの新聞紙の音でリレーしたり、交互に鳴らし、好きなタイミングで音を出したり重ねたりして遊びました。さらに音の大きさや長さ、速さなどの音の変化も楽しみました。子供たちは自分で見つけた音色に合ったリズムを考え、楽しみながら反復や呼応、強弱、音の重なりなど音楽の要素や仕組みを学びます。新聞紙の不思議な音色の世界に惹(ひ)きこまれていました。

 高学年では、「ニュースペーパーズミュージック」と題してリズムアンサンブルに取り組みました。五、六人のグループで、新聞紙の異なる音色やリズムを考え、話し合い、協働して音楽をつくり上げました。友達と意見交換する中で、自分の考えが変容したり新しい気付きが生まれたりして学びが深まっていきます。

 グループごとに発表し合う中で、音楽の仕組みや要素も再確認し、音楽のよさや面白さに気付きます。身近にある新聞紙がいろいろな音色を出し、組み合わせることで、音楽の世界が広がることが実感できました。

 六年生は「新聞の記事の内容にあった音楽をつくろう」と題し「いのち」の曲づくりもしました。「いのち」に関する記事を集め、内容を読み深めて分類、それに合わせ曲の構成や音色、旋律、リズム、強弱、音の重なり等を考えました。読み込んだ記事の内容を音楽づくりに生かすことで、より思いが深まり、豊かな表現につながりました。 

(東京都北区立八幡(はちまん)小学校主幹教諭=音楽 叶(かのう)こみち)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報