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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>日本滑稽大辞林

 明治のジャーナリスト宮武外骨の「滑稽新聞」に、「日本滑稽大辞林」という辞典を模した連載がありました。ひねりのきいた語釈には今に通じるものもみられます。一部を紹介します。(語順は原文のまま)

 【いいぐさ】花の咲かない言葉の草

 【えびすがお】借りる時の顔

 【えんまがお】返す時の顔

 【おだてる】君に限るよ

 【おくざしき】密会所

 【おおやけのひみつ】当今の賄賂

 【くさいものにふた】上官の隠蔽(いんぺい)

 【こそこそ】官吏の密会

 【つて】縁故、就官に必要な事

 【どんぐりのせくらべ】衆議院議員

 【もみつぶす】収賄の結果

 【いどばたかいぎ】議題は人事(旧仮名遣いは「ゐどばたくわいぎ」)

 連載は同紙が創刊された一九〇一(明治三十四)年から二年間続き、掲載語句数は三千以上。権力への痛烈な風刺で知られた同紙の一端が、言葉の解釈に表れているようです。 (伊藤楠生)

 

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