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【NIE】

<学校と新聞>記事から希望探す 生の声、行動考えるきっかけに

新聞を読む魅力を話す松村香穗さん=都内で

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 教え子である松村香穂さん(22)が、法科大学院に進学したので、話を聴くため都内のファミレスで会いました。本欄(二〇一七年十一月二十八日)で、大学に入り「新聞を読んで希望を探す」ことを習慣にしたと紹介した松村さんは、東京新聞の大ファンです。

 −今も東京新聞を読み続けていますか。

 「はい、毎朝コーヒーを飲みながら、一時間かけじっくりと読んでいます。いつも最終面から読み、次に社会面の裁判の記事を探し、こちら特報部を熟読して、最後に一面です」

 −新聞が法律の勉強に役立っていますか?

 「もちろんです。過去問で『自画撮り要求規制と表現の自由』を論じる問題がありました。その時はどこか遠いことと考えていましたが、昨年十二月二十八日の記事で、女子高生の自画撮り被害が後を絶たず、現に東京都では条例があると知って、立法の必要性を認識することができました」

 −他に良かったことは?

 「法律の限界に気づかせてくれます。例えば『セクハラ禁止 法整備を』(昨年六月八日)の記事は、新しい法律の必要性を考えるきっかけになりました。ただ、法律ができても人々の意識が変わらなければセクハラはなくならないので、単に今ある法律ではダメだと言い切ることもできないとも思いました」

 「東京新聞を読んで気づくのは、社会で見過ごされがちな人々の言葉をすくってくれていることです。今年の新年の連載『縁(えん)のカタチ』では、多様な価値観の大切さをシングルマザーの言葉から学びました。愛や幸せの感じ方は人それぞれなのだと知ると同時に、彼らの感じる生きにくさや疎外感をなくすにはどうしたらいいのか考えました」

 −今の話の記事はスクラップノートに全部貼ってあるけれど、切り抜く記事に変化はありましたか?

 「三面の『この人』の切り抜きが多くなりました。登場した人が社会にどうアクションを起こしたのか、さらに人生の分岐点も学ぶことができ、自分のこれからの指針にもなります。生活面『家族のこと話そう』は、家族のあり方や育ち方を知ることができ、人は自分の生い立ちを受け入れ肥やしに前に進めるのだと学び、自分の家族を見つめ直すことができました」

 −東京新聞の魅力は?

 「弱者の生の声が心に響いてくるので、自分が社会の中でどのような役割を果たし行動すべきか考えるきっかけを与えてくれます」

 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

 

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