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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>法令違憲(1)

 「改憲」が日本の針路を決めるキーワードと化して久しい昨今。先の参院選でも、改憲勢力の増減が焦点となりました。しかし日本国憲法は七十二年余の歴史上、一度も改正されたことがありません。「社会情勢の変化により刑の処断基準が改正される刑法などと、どう違うの?」と、疑問に感じる読者の方も少なくないのでは。

 その理由は、憲法が「国の最高法規」として全法体系の頂点に立つ厳格な存在だから。従って、憲法の条規に反する他の法令等は効力を有しないとされています。そして、全ての法の合憲性審査権を有する終審裁判所である最高裁が「この法律は憲法に違反しているから無効である」と判示した案件は、主に法学の分野で『法令違憲』と呼ばれています。

 ちなみに一九四七年の憲法施行以来、最高裁によって憲法違反の宣告がなされた法令は、昭和・平成の時代に全十件が記録されています。 (矢野文高)

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