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【NIE】

<知りたいコトバ 知っている?言葉>歌われぬ歌詞

 卒業式の定番曲「蛍の光」に三、四番の歌詞があるのをご存じでしょうか。稲垣千穎(ちかい)が明治十年代初めに作詞し三番は「…ひとつに尽くせ 国のため」、四番は「千島の奥も 沖縄も 八洲(やしま)のうちの 守りなり…」。領土拡大で「樺太」や「台湾」に変わった時代があります。

 ドイツ国歌は、現在、三番しか歌われません。一番はドイツ語文化圏の拡大統一を、二番はワインと女性のすばらしさを歌います。三番は自由と正義による幸福追求という内容です。ナチスは現在と逆に二、三番を禁止にしました。一方、フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」はもともと革命歌(軍歌)で「暴君を倒せ」や「武器」「血」が登場しますが、広く国民に歌われています。

 那覇市の市歌は昭和四年ごろの制定とされており、文語調の素晴らしい歌詞です。三番の最後は「理想の自治に進まなん 希望(のぞみ)かがやくわが那覇市」ですが、まだ沖縄に理想の自治が実現していないのは残念なことです。

 (高田照二)

 

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