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【NIE】

<学校と新聞>「出生前診断」について討論 当事者の声、記事を参考に

出生前診断の是非をテーマに激論を交わす文星芸術大付属高校の生徒たち=宇都宮市の市総合コミュニティセンターで

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 前回に続き、宇都宮市で開かれたNIE(教育に新聞を)の全国大会で実施された公開授業の様子を紹介する。

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 宇都宮市の文星芸術大付属高校二年生による「総合的な探究の時間」の公開授業。二手に分かれて討論を始めた。テーマは出産前に胎児の異常を調べる出生前診断。「胎児のことを知る権利がある」と主張する賛成派に対し、反対派は「差別を助長する恐れがある」などと反論した。

 新聞記事が示されたのは、互いの主張の矛盾点を追及する反対尋問の場面。検査を受けないことで生じる心理的な負担や不利益を賛成派に指摘された反対派が、出生前診断を受けた女性を取り上げた内容だった。

 記事によると、女性が検査を受けたのは「胎児に障害がないことを確認し、安心して妊娠生活を送りたい」との思いから。検査で陽性でも産もうと考えていたが、実際に陽性と分かると不安になり、人工妊娠中絶した。その後、女性はこの選択を後悔していると伝えていた。

 反対派の男子生徒は「検査で陰性だったが、産んでみたら障害があった時はどうなるのか」と議論を展開。女性とは逆のケースでも負担や葛藤が生じるという問題点を指摘した。

 最終弁論でも、「出生前診断という新技術があるからといって使うのは、核爆弾が開発されたから戦争に使うのと同じだ」と強調。「胎児のことを知る権利」の一点張りだった賛成派に比べ、反対派の主張に説得力があると評価された。

 同じ反対派の堤大愛(はるな)さんは「インタビューをするのは難しいので、記事にあった当事者の声が参考になった」と振り返った。

 指導する竹内昭夫教頭は「入試改革に備え、思考力を鍛えるにはディベートが最適。新聞記事はネット情報に比べ、正確で責任の所在が明らかで、参考資料に使いやすい」と話した。

 (福沢英里)

 

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