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【NIE】

<学校と新聞>朝読書・新聞部、出版社へ 編集者と本音で交流

河出書房新社を訪問し意見交換する生徒たち=東京都渋谷区で

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 朝活動が活発で、勉強、読書・新聞、ランニングの三つの部が七時四十分から八時まで、それぞれ活動しています。朝読書・新聞部は、本や新聞を静かに読むだけなので、今年から出版社訪問を企画しました。

 訪問先は、新国立競技場の目の前にある河出書房新社です。職場訪問のようなカチッとした学習活動ではなく、生徒と社員の方々がざっくばらんに本音で話し交流を深めました。参加は朝読書・新聞部と生徒会などの二、三年生。窓口になってくれた同社の高野麻結子さんは、二年前の図書委員会出前講座に来て、編集者の仕事や本の素晴らしさを話してくれた人です。

 会社が休みの土曜日に、六人の方々が対応してくれました。社員も生徒も互いに緊張していましたが、三グループに分かれた懇談会は本音で対話し大盛況でした。最後に編集部を見学し大感激。この様子をぜひ全校生徒に伝えたいと、朝読書・新聞部で新聞づくりをすることになりました。

 編集長は三年生の拓音(たくと)くん、一年の図書委員での編集長以来二回目です。そして、「読書のすすめ新聞」(九日の記事で紹介)を作成した心温(もとはる)くん、瑠奈さん、史菜(あやな)さんが編集部員に。構成は各グループで話し合った内容、参加生徒の感想、編集後記などです。

 完成後に開かれた座談会で聞いてみると、何度も修正の指示を受けた心温くんは「いろんな点に気づく先輩は、さすが鋭いなと思った」そうです。史菜さんは「親に相談し記事を書きました。まとめ方のアドバイスをもらい、とても参考になりました」と振り返りました。

 瑠奈さんは「編集長の時は記事の割り振りや構成など、自分の書く記事以外の仕事で責任重大でしたが、今回は書く仕事に集中できた」と、編集長経験を踏まえた率直な感想でした。

 最後に拓音くんがしみじみと語りました。「自分だけでできるものではないので、バランスを考え構成を決めるのがとても難しかった。実際に印刷され、全校生徒に配布された時には、うれしさよりも改善点が気になってしまいました」

 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

出版社訪問を伝える新聞を編集した生徒たち

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