東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 教育 > NIE > 記事

ここから本文

【NIE】

<学校と新聞>駒場高校新聞 交流新聞作成で他校に学ぶ

全国から集まった高校生が一緒になって取材し新聞づくりに取り組んだ=佐賀市で

写真

 夏休みの七月二十九日から三日間、佐賀県で全国高等学校総合文化祭(さが総文)が開かれた。新聞部門に参加した東京都立駒場高校新聞局の局員から寄せられた報告を紹介する。

     ◇

 総文祭は毎年夏に行われる文化部の全国大会。わが新聞局は都内の応募校の中から奨励賞に選出され、この大会への出場権を得ることができ、三人が参加。新聞部門は、開催地である佐賀に関するテーマの新聞を班に分かれて作成する。

 班は、各都道府県の代表校から一人ずつが集められ五、六人で構成される。演劇部など他部門のほとんどはコンクールのように各校が競い合う中、新聞部門は交流新聞作成という方法が取られている。他校の生徒と関わり協力し合うことによって、自らの力を発揮するだけでなく、互いに刺激し合って新たな発見を得ることができるのだ。

 二日目は現場に足を運び取材する機会が設けられ、佐賀市から鳥栖市や武雄市などに出掛けた。情報があふれている今の時代、ネットを見ればある程度の情報が得られ、記事は書ける。しかし、実際に取材し、自らの足を使って記事を書くことの重要性を感じた。

 現場を見ることで、写真だけでは分からないスケールや現場にいる人々の息づかいなどが伝わってくる。その場で感じたことを全て伝えられる記事にしたいと思った。その気持ちが読者を引きつける記事を書くスタートなのだと感じた。

 源右衛門窯元や泉山磁石場を訪れ、有田焼の魅力を伝える新聞づくりに取り組む中で、全国の異なる高校の生徒が一面ずつじっくり討論し、よりよい紙面を編集していく過程がとても印象的だった。全体をどういう方向性でまとめていくのか、何を一番伝えたいか、たくさん取材した中でどの部分を強調するのか。みんなで話し合う作業はとてもやりがいを感じた。

 駒場高校新聞は白黒印刷ということもあり、なかなか新たな工夫ができず、見た目も内容も今までの形をなぞるようになりがちだった。三日間を通して、取材の方法や、見た目の工夫、他校の新聞の良いところなどをたくさん吸収することができた。それを今後に生かし、より多くの生徒に読んでもらえる新聞をつくりたいと思いを強くした。

 (東京都立駒場高校二年・和田たま子、宮澤ひかる)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報