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【NIE】

<学校と新聞>岩波書店を訪問 取材後5日で2紙制作

岩波書店を訪問して取材後、5日間で二つの新聞を編集した8人の2年生=都内の中学校で

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 岩波ジュニア新書編集部の山本慎一さんにお願いして先月末、岩波書店へ行きました。学習発表会の代休を利用して平日の午前中、朝読書・新聞部と新聞会議、元生徒会役員ら一〜三年生十六人が訪問。対応してくれた編集や制作、営業の各部の方々から「自分の興味を深掘りしたくなった時に本があります」「中学生は頭が柔軟です、たくさんのものに出合ってほしい」「興味のないジャンルの本も読んでみると世界がつながっていきます」など、有益なメッセージをたくさんいただきました。

 すぐに「読書のすすめ新聞」の編集に取りかかりました。今回の担当は、朝読書・新聞部と新聞会議の二年生八人、編集長は二回目の瑠奈(るな)さん。前回も素晴らしい新聞を作りましたが、試験期間一週間前から放課後活動が停止になるため、その前に新聞を完成させる必要がある短期勝負。さらに記事内容が多くなり、二紙を制作することに(しかも一紙は両面!)。しかしメンバーは難題にひるむことなく、編集長を中心に必死に原稿を書き、わずか五日で完成させました。

 感想を聞くと、苦労もいろいろあったようです。「編集長からのアドバイスで、とてもスムーズに進めることができました。特に困ったことはなかったですが、やはりテスト前で大変でした」(玉枝さん)「仲間同士の意思疎通に少し苦労しましたが、完成した新聞を見たら、頑張ってよかったと思えるものになっていました」(穂乃華さん)「担当はレタリング、一時間半もかかりました。シャーペンの芯を変え、いつもより濃く仕上げることができました」(史菜(あやな)さん)

 大変だったのは瑠奈さんで「記事の割り振りが何度も変更になったり、修正があったりと大変で、正直、テスト範囲の勉強をすることとの同時進行は無理でした」。しかし、「勉強時間をさいてまで作った新聞はとても完成度の高いものになりました。前回より良いものができたと思います」。

 完成した新聞を岩波書店に送ると、山本さんからうれしいコメントをいただきました。「とても力がこもっていてよいですね。中学生のみなさんとさまざまなテーマで話す機会をもて、社員一同が強く刺激を受け、こちらにとっても貴重な機会になりました」

 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

 

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