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【NIE】

<コトバ言葉>生チョコ

 生卵、生魚、生野菜。火を通していない食べ物には「生」という言葉が使われています。では生チョコは? 熱を加えてつくるのに、なぜ生とつくのでしょうか。

 答えは生クリーム。一九八六年にこのチョコレートを考案した神奈川県茅ケ崎市の洋菓子店主、小林正和さん(70)は、生クリームをたくさん使っているのに加えて「覚えやすく、新鮮さや親しみやすさを感じてもらえる」と、命名理由を話してくれました。売り出したころは、お客さんに「焼いてから食べるの?」と尋ねられることもあったそうですが、今ではすっかり身近な存在に。公正取引委員会が「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」でクリームや水分の割合について日本独自の規格を定めるまでになりました。

 直訳すると生チョコになるraw chocolate(ローチョコレート)もありますが、こちらは原材料となるカカオなどを、高温で加熱せずにつくったもの。ほろ苦く控えめな甘さで、口の中でとろけるような生チョコとは、別の味わいでした。 (鈴木洋生)

 

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