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【放送芸能】

微妙な距離の女と男 映画「愛がなんだ」 主演・岸井ゆきの

「見る人の経験値で、見方がだいぶ違ってくる映画です」と話す岸井ゆきの=東京都世田谷区で

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 直木賞作家、角田光代の純愛小説を原作にした映画「愛がなんだ」(今泉力哉監督)が19日、公開される。主演は幅広く活躍している岸井ゆきの。一人の男性に振り回されながらも尽くすOLテルコ役に「一人の男性にのめり込むことは私はないが、視点を変えるととても素直な人という、テルコ像が浮かんできた」と語る。 (深井道雄)

 二十八歳のテルコは長身で猫背のマモル=マモちゃん(成田凌)と出会い、恋に落ちる。マモちゃんから体調を崩したと言っては呼び出され、平日に突然誘われれば会社を休んで、動物園に行く。マモちゃん最優先の日々だが、マモちゃんはテルコのことを…。

 台本を読んだ後、岸井はマモちゃんに対する一つ一つの行動を友人に話したという。「普通に“あるっしょ”の反応だった」と驚きつつも、女性の心理を考えた。そして“全力の片思い”を表現した。

 撮影の合間、相手役の成田とは親しく会話をしないよう心掛けたという。「この映画は、テルコとマモちゃんの微妙な距離感がポイント。相手を知ってしまうと、親しい雰囲気が画面に出てしまうと思ったから」と明かす。後に成田は「まったく気づかなかった」と話していたというが、その成田から、明かされたこともあった。デートの際は、男性が車道側を歩くが、成田は常にテルコを車道側にしていたそう。「私も気づかなかった。と後で笑い合いました」

 映画二作目の主演となる岸井は、一九九二年生まれ。二〇〇九年にテレビドラマでデビュー。最近では、三月まで放送されていたNHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインのめい役で注目を集め、フジテレビ系「大奥 最終章」、テレビ朝日系「名探偵・明智小五郎」などでも好演した。

 「皆で作り上げていく面白さを感じ、それが今まで続けてこられた力でしょうか」と笑顔で語る。

 女優デビューから十年。十年後を想像してもらうと「女優をしながら、お母さんになっているのもいいかなとは思いますが、子育てって大変そうですよね…。分かりません」と話していた。

「愛がなんだ」の一場面。岸井ゆきの(左)と成田凌

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